当ページには広告目的の表記・外部リンクを含む事があります

変わりゆく大門~高砂通り~五稜郭地区/前編

IMG_2501_550.jpg

北海道新幹線の開業は2016年。北斗市に建設中の新函館北斗駅の外観も完成し、開業の機運も盛り上がってまいりました。本州からの人の流れが変わる時に向けて、函館の陸路での玄関口となるJR函館駅周辺の再開発が盛んで2014年秋現在、大門付近を歩いてみるとトン、テン、カンと建物が壊されたり、また、新しく出来上がっていく音が耳に飛び込んできます。生まれ変わりつつある駅前・大門周辺の現在の様子を写真とニュースでまとめてみました。

凍結・中止・検討中の報道が続くJR函館駅周辺の再開発の現状

DSC02517_550.jpg

2013年の秋から解体が始まった旧シーポートプラザの跡地。土地はJR北海道の所有で「当面は駐車場として活用する」(2013/11/2函館地域ニュースby函館新聞社より)とのこと。現在は観光バスの駐車場として利用されていたり、2014年には花火大会時には出店が立ち並ぶ通路兼広場として使用されました。

上の写真を撮影したのが2014年10月10日午前10時半頃。この時にはまだ白線は引かれていませんでしたが、その翌日には白線が引かれた様子の写真がTwitterにupされていました。

IMG_2492_550.jpg

そして、JR函館駅の裏手駐車場にはJRホテルが建設される予定でしたが、建設費の高騰で計画が凍結。(北斗市の新函館北斗駅前ホテルも見送りに。)上の写真は2014年5月の函館新聞記事で報道があった函館駅の裏手。現在は駐車場として利用されています

DSC02536_550.jpg

このJRホテルの計画凍結の後さらに、洋菓子製造・販売のペシェ・ミニョンの製造・見学工場建設計画も凍結に。JR函館駅南口の線路沿いに広がる土地は駐車場として利用されていますが、昼間は閑散としています。どちらも震災復興需要などを背景とした建設費関連費の高騰が原因とのことで、これらの土地が今後どのように活用されていくのか2014年10月現在目立ったリリースがなく、見通しが不透明な印象です。良い続報を待ちたいですね。

スクラップ・アンド・ビルドの音が響く大門地区

DSC02538_550.jpg

まずは、函館駅前電停の改築工事。当初は9月の終わりには新しい電停の運用がスタートになるようでしたが、2014年10月19日現在まだ終わってないようです。いつになるのでしょう。(参考リンク:函館市企業局交通部webサイト内ページ

DSC02552_550.jpg

一方で旧WAKOビルの新築工事は進行中です。2014年10月8日には安全祈願祭が開かれ、いよいよ着工となりました。工事中の土地を囲むフェンスには、函館の繁華街の歴史が古地図と共に展示されており、一見の価値有りです。(参考:和光ビルの管理会社公式サイト

DSC02555_550.jpg

JR函館駅前・大門付近にはいくつかのホテルがあります。その中の「函館プラザホテル」の改修工事が進んでいます。同ホテルは1999年に全国各地でホテルを経営する函館のホテルテトラが取得し営業していました。新幹線開業による需要を見込み2014年8月から改修に着工。元の建物を活かした改修で、すでに建物屋上の看板には名称変更後の「ホテルテトラ函館駅前」の文字が。隣接している土地には旭川市の不動産会社ハスコムが自走式の立体駐車場を建設する予定というウワサも。(2014年8月14日函館新聞社のニュースによる

DSC02559_550.jpg

舶来居酒屋杉の子の営業も2014年8月末で終わり、柳小路の風景も変わっていくのでしょうか。杉の子の新しい店舗は同じ大門の中通り、老舗ラーメン店だった「ワンさん」を改築して開くことになったようです。(公式サイト内BBSにて)

DSC02561_550.jpg

そして、マルハン函館大門店裏に静かに佇んでいた旧鈴屋ビルの解体。大門が関東以北の一大繁華街だった昭和時代に賑わっていたキャバレー「ナイト・パレス未完成」が入居していたビルです。2007年には「一夜限りの復活」としてイベントが開催されましたね。

DSC02563_550.jpg

また、新たな老人福祉施設も建設中でした。グリーンベルト沿いに建つ「こんクリニック松濤」を運営する医療法人大庚会の系列とのこと。

DSC01534_550.jpg

グリーンベルト沿いに新しい個人商店などが増え、松風町電停のそばには24時間営業のマクドナルドが12月のオープンを目指して建設中です。日本マクドナルド社の公式サイトにはすでに店舗情報とアルバイト募集のページが!駅前・大門地区をとりまく新しい人の流れが創出されつつあるのかもしれません。数年後には様々な世代の人々が、今よりも笑顔で街を歩けるような風景が見られるようになるかもしれません。

変わりゆく大門~高砂通り~五稜郭地区後編へ

(掲載中のいーハコスタッフ撮影写真は全て2014/10/9から10/10、10/19にかけてのものです)