衆議院選挙2017 函館道南(北海道8区)と北海道の検討材料リンクまとめ|第48回衆議院議員総選挙

>>2021年・第49回衆議院選挙のまとめはこちらです

9/28解散・10/10告示の衆議院総選挙、10/22投票の結果が出ました。安定か新しい風か、注目が集まった野党大再編に対してどんな裁定が下されたでしょうか。

開票速報・開票結果

函館・道南の北海道8区は逢坂誠二氏が当選(逢坂氏12.5万票/前田氏10.1万票)、比例区の北海道は自民・立憲民主が3議席づつ、公明と希望が1議席づつと、与野党で分け合う結果に。比例区の函館市では自民と立憲民主の得票数が抜けており、希望は立憲民主の約半数の得票でした。

全体としては自民が過半数確保、公明と合計で2/3超の与党大勝となりました。野党第一党は立憲民主、希望の党は期待ほどの議席数を獲得できませんでした。
総選挙全体の結果は大手メディアの特集ページへ。

第48回衆議院議員総選挙の概要

詳しくは函館市によるお知らせをご覧下さい
衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査のお知らせ | 函館市

  • 投票日は10月22日
  • 改選議席数465議席(選挙区289・比例区176)
  • 函館道南の北海道8区は定数1、北海道比例区は定数8
  • 主な要点は従来の経済・社会保障・消費税増税・改憲に加え、北朝鮮関連で直面している安全保障政策、外交についての現安倍政権への評価
    近年の総選挙とは安全保障関連で緊迫感が数段上と捕らえる有権者も多いのでは。
  • 野党の急速な大再編をどう見るか
    東京都・小池知事を代表とする新党・希望の党の出現と、民進党の実質的な希望の党への合流(解党?)。対照的に長期政権と言える安倍政権の自民党・公明党。従来の非与党思考の有権者にとっては選択肢の再考が必要かも知れません。

北海道8区の立候補者

立候補予定者の情報とリンク。野党再編の結果、共産党は希望の党以外の野党との連携を行う方針となったようで北海道8区に立候補者を立てず、北海道8区は逢坂氏・前田氏の前職2氏による戦いに。
※敬称略五十音順

逢坂誠二(無所属 前)(おおさか誠二)(小選挙区・当選

1959年生まれ。衆議院議員前職。94年~05年までニセコ町長、就任当初全国最年少町長。民主政権時代に内閣総理大臣補佐官、総務大臣政務官など。衆議院議員当選3回、前回は小選挙区当選。今回、野党再編で無所属出馬を選択。

前田一男(自民 前)(まえだ一男)

1966年生まれ。衆議院議員前職。松前町出身で民間企業と北海道庁を経て2004年より松前町長を2期務める。衆議院議員当選2回。前回の2014年衆議院選は比例区当選。

北海道ブロック比例代表候補者

北海道ブロックの比例代表区候補者は9つの政党から計42人の立候補者となりました。
各政党の公式情報と参考記事を参考に。

各政党による比例区立候補者情報

政党ウェブサイトに掲載がない場合は報道機関の掲載ページへリンクしています
カッコ内は比例区北海道ブロック立候補者数・重複除く

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衆議院総選挙関連ニュースブックマーク(随時更新)

※以前のもの、内容の重複するブックマークは省略しました

根拠ない情報に踊らされないために

今回の総選挙に合わせるように広まっている様々な情報や嘘の経験談、誤解を狙った意見や解説。それらをひとつひとつ確かめて記事にしているメディアの2017総選挙特集がここです

情報が急速に大規模に拡散してしまう今だからこそ気をつけたい。大多数が「そうだ」と言ったが違ったり、信用している人(アカウント)がそう言っている=真実とは限らない例を、広くウェブを見歩く人なら何度も見ているはずです。素人や、ある分野の人気専門家がしたり顔で専門外のことを解説していることが間違いだったりすることも、よくあることです、本当に。

ポイント

北海道・函館的ポイント

今回の衆議院総選挙、小選挙区・函館・道南の北海道8区は、野党の紆余曲折の結果、前職2氏による真っ向勝負になるようです。なお、民進党の希望の党合流以来の激変の結果、逢坂氏は立憲民主党に入党するも無所属出馬を選択したため、比例区での当選の可能性がありません。

大間原発

立候補する両氏とも大間原発は反対又は凍結すべきという姿勢を掲げているので、大きなポイントにはなりえません。ただし大間原発稼動を止めない立場の与党・自民党に所属している前田氏に対し、地元の草の根レベルの大間原発反対運動にも頻繁に参加している逢坂氏、という違いは見て取れます。

安全保障

北朝鮮が発射する弾道ミサイルの通過ルートに二度使用されてしまっている渡島半島上空。迎撃用ミサイルシステムのPAC3が陸自・函館駐屯地に配備されたこともあって、いやでも安全保障や外交政策に関心が高まります。
今後も同様の危険に晒される可能性が高い街に住む立場から、こういった状況に備え支えてくれる役目をどの政党に託すべきか、外交努力を誰に任せるべきかを選ぶ選挙になります。

地域経済と生活

函館道南の地域経済的な目線で見ると、選択が差し迫った大きなトピックは見当たらない感じですがどうでしょうか。函館市の再開発事業もすでに方針が決まり進行中のものばかり。
とはいえ、道新幹線開業効果が落ち着きつつも今のところ堅調な観光業関連にも支えられている函館道南でも、経済指標に反して生活に余裕が生まれてきたという実感は乏しい。税にしても社会保障関連にしても、より縮小・低質化しつつ負担が増える以外の未来はなさそうに見えます。近い将来の消費税増税や今後も続くだろう少子高齢化を見ながら、地方の生活者としてここで大きな変化を望むか。先行きが決して明るくない中では、実現の裏づけがない政策を打ち出す政党や立候補者を受け流しつつ冷静な判断が必要ではないでしょうか。

活動と実績を参考に

前職同士の対決になった北海道8区。逢坂氏・前田氏の両氏が前回当選以来この地域で日々何をやってきたかは各議員の公式サイトやTwitter等SNSにログがしっかり残っているはずなので、それらは重要な評価材料になるはずです。

急速に変化した野党勢の構図

捨て身とも言える民進党を中心とした今回のバタバタな野党急展開。民進党は実質上解党、党の方針通り多くの立候補者は東京都・小池都知事の新党「希望の党」へ合流して立候補。民進党の枝野幸男代表代行が希望の党へ合流しないリベラル派の希望者をまとめる新党「立憲民主党」を立ち上げ。共産党は立憲民主党や無所属立候補者との選挙連携。
選挙戦の構図としては与党対野党という大枠にはならず、与党/野党保守系/野党リベラル&共産という構図になりつつあり、野党で立候補者が最も多いのは希望の党になりそうです。

それぞれの立場がよりわかりやすくなる選挙公約比較は、NHKによる選挙戦構図の概要解説記事(10/10時点)や、時事ドットコムのこちらの図解(10/3時点)がわかりやすい。各政党の保守・リベラルや右左といった立ち位置も違いもなんとなく読み取れます。

新たな保守勢力として大量議席を狙う希望の党は、最近の報道で選挙後の自民党・公明党との連携を排除しないとのことなので、今選挙戦においては旧民進党勢が多いと言えども反与党色は濃くなく、掲げる公約には実現の裏づけや現実味に欠けるものも見受けられ荒削りな印象。
民進党代表代行だった枝野氏が立ち上げた新党・立憲民主党は民進党よりさらにリベラル色が強い位置付けと解釈できそう。結果として管政権時代の人材が多く集まっているという指摘もあります。

こういった急激な変化の中、旧民進党議員や立候補予定者の中では自分自身の政治姿勢や立ち位置の大きな見直しが迫られるほどの変化が起きており、立ち振る舞い次第で一気に信用を失う政治家も出るはず。民進党の現参議院議員はそのまま民進党に残るかも?という話題も出ています。
2つの新党の立ち位置を中心に、今後の発表や関連報道を注意深く読み解いていく必要があります。

(加筆・編集予定)