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函館バル街21、春バル歩いて飲んで音にノッて(前編)

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4月20日(日)は、毎年恒例となった函館の西部地区を中心に開催される飲み歩きイベント「バル街」でした。14時から営業している参加店もあるのですが、私は今回も夕方からの参加です。まごまごしていたら日が暮れてしまいそうになり、市電に乗ろうと家を出たら、財布を忘れて一度引き返し、おまけに市電には目の前で出発され(といっても、ほぼ5分間隔で来てくれるんですが)、自業自得ながら不穏な気持ちで市電に揺られ十字街で下車。

その瞬間に、薄いブルーの空に浮かぶ函館山のシルエットと、オレンジ色に彩られつつある街。非日常感に没頭する瞬間です。

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毎度恒例の実行委員会による『振る舞いサービス」。今回も長蛇の列。17時半頃から並ぶので、19時前に到着するようでは間に合いません(苦笑)。なので、一心に生ハムを削ぎとっていく深谷シェフ(レストラン バスク)たちの姿を一枚。チケット台紙の提示で無料だから、というよりも美味しいから並んじゃうんですよねー。生ハムと赤ワインの組み合わせは鉄板中の鉄板!

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市電に揺られている時から、お腹がグゥと鳴っていたので、まずは腹ごしらえ。腹ごしらえから連想したのは、毎度しっかりうどんがメニューになっているという「次郎うどん」さん。空腹でアルコールを飲んだら、すぐに酔っ払っちゃいますもの、大事です。少し並んで待っていると、素敵な黒人のウエイターさんが登場。席に案内され、待つこと数分。

通常のランチですやん!がごめ昆布乗っけのさぬきうどんは、やさしいお出汁でなんぼでもすすりたくなるお味。すでに満足して帰ってもいいような気持ちにすらなりました。そしてパウンドケーキが、すごい。みっしりときめ細やかな生地に柑橘類の皮の甘煮(オレンジピールとかかな)が入り、いわゆる普通のパウンドケーキなのですが、このみっしり感はなかなか出せません。少なくとも、大雑把な私には作れないレベル。なぜうどん屋さんでパウンドケーキ(しかも手作り風)が出てくるのかは謎ですが、大変美味でした。

正直満腹です!お酒飲む前から完敗です!

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そして、あてもなく金森赤レンガ倉庫付近を歩いていると、冬季休業中だった「西波止BAR」(リンク先:はこぶらさん)さんがオープンしていることに気が付きました。あ、当たり前にバル街MAPにはちゃんと出ているんですけど、あまり考えずに歩いていたもので…。以前から海を見渡しながらのランチビュッフェや喫茶ができるお店ということで好きだったんですが、ビアバー設置にとリニューアルされてからは初来訪なのでした。

入口を入ると、ピンチョスと大きめのプラコップを渡され、何やら本格的なビアサーバー。このお店は「はこだてビール」が飲めるのがウリなのですが、その他にもチェリー味の「ベルビュー・クリーク」や、「ブラウマイスター」など雰囲気、種類共に「お酒といえばビール!」派の私にとってたまらないお店に様変わりしていたのでした。おまけに、カウンター席のイスはいわゆる社長イスと呼ばれるようなふかふかで座面が広いもので…。ここにずーっと座ってビールが注がれていく様を見ていたい気持ちが押し寄せてくるような…。

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濃い味のビールが好きなので、「はこだてビール」のアルトをチョイスして、和風のイカ飯と洋風のピンチョス(海老とズッキーニのグリル、モッツァレラとトマトのカプレーゼ)を味わいます。海が見渡せる席もあったのですが、イスと雰囲気に惹かれてカウンター席で。今年の本営業は4月26日からとのことで、ここはなかなか穴場かもしれませんねー。地元に住んでいると、なかなか金森付近では飲まないことが多いですからねー。

後半へ続く)