ブラタモリ「#8函館の夜景 ~函館の夜景はなぜ美しい?~」で登場したキーワードをまとめてみました。(最後に地図付き)

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ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにで3つ星!の函館山からの眺望

夜景を見るはずのロケ日が雨天曇天だったようで、残念ながら夜景を見ることができなかったブラタモリご一行ですが、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン で3つ星と評価されている函館山からの夜景に触れないわけにはいきません…ということで、旧桟橋の近くで函館夜景の写真を前に「函館の夜景はなぜ美しいの か?」についてアレコレと理由を考えていらっしゃいましたね:-)

タモリさんの口から再び飛び出た「陸繋島」という単語。前回のブラタモリでも登場していましたね。
->>eHAKOネタブログ「ブラタモリ「#7はるばる函館へ~レールはどう函館を目指す?~」で登場したキーワードをまとめてみました。」
サザンオールスターズの歌でも有名な「江ノ島」なども、函館山と同じ陸繋島ということです。

函館の坂と海岸線はこうして作られた!?(旧桟橋と日和坂にて)

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かつて函館の岸壁付近は水深が浅く、船を陸地に直接つけることができず、通船によって陸地とお気に停泊させた本線を行き来していまいた。その際に使われていたのがこの「東浜桟橋(旧桟橋)」なのです。

海岸付近の家や商店は、目の前の海岸を埋め立て、埋め立てし、建屋を増築、増築で長細く面白い建物になっている例として出てきたのが「函館船具合資会社(函館市末広町21-20)」さん。建物の中に昔の蔵が残っているとは、やはり、西部地区は侮れません…。

番組中頻繁に登場する古地図は函館市中央図書館で見られるものもあります。

さて、「東浜桟橋」ですが、いまは桟橋としては使われていません。しかし、海に突出し、函館港を一望できる場所として市民・観光客に親しまれています。この桟橋とおおよそまっすぐつながっているのが番組でタモリさん達が登った「日和坂」です。

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日和坂」は番組でも奥平先生がおっしゃっていたように、「ゆるやか」に整備され使われてきました。2013年3月頃には何度目かの改修をして、路面がなだらかに歩きやすくなりました。

それにしても、坂の横に元々の急な段丘が残っているとは気づきませんでした(汗;

函館の坂の成り立ち「海岸段丘(Wikipedia)」についてはこちら。

そして、タモリさん、道端で出会った函館市民に安産祈願をしていましたね!タモリさんの安産祈願といえば、ある意味で定番ネタ(Wikipedia)!?

函館の坂がまっすぐな理由が、旧相馬邸で明らかに

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タモリさん達ご一行は、奥平理先生(函館工業高等専門学校の先生です)の案内で「函館の坂道がまっすぐな理由」を探しに元町にある「旧相馬邸」へ。「旧相馬邸」は、現在でも不動産業などを営む相馬株式会社の創始者である相馬哲平氏が住居として建てた家で、和風の建屋の中に和室や洋室を備えた豪邸。今は、相馬哲平が生きた時代の日本や北海道市の豪商として名を轟かせた相馬哲平氏の生き様、そして函館の歴史を知る資料館として営業しています。

ところで、旧相馬邸の中から一望した函館の町、すこし揺らいで見えませんでしたか?

それもそのはずで、この映像は窓にはめられた旧相馬邸が建てられた頃に作られたガラス越しに撮影されたもの。当時の技術ではまっすぐ平なガラスを作るのが難しかったという話なのですね。(「旧相馬邸」は、この他にも見どころいっぱいの施設なんです。)

そんな旧相馬邸で、 例によって普段は立入禁止の屋根裏に特別に入れてもらえたタモリさんが見たのは、炭のように黒ずんで焼けた跡が残る柱。大正10年に起きた函館大火の傷跡 です。土地柄風が強く、しかも、ガスの火による街灯が普及していた函館は、何度も大きな火事で被害を受けました。その教訓により、函館山の山頂へと伸びる 坂は、耐火と防火のために道幅を広く、そしてまっすぐに作りなおされてきたのだということ。

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「まっすぐ海につながって直滑降みたいで、冬はイイネ!」と、タモリさんが語った「八幡坂」。CMなどの撮影にも使われる場所で、観光客が記念撮影をする姿もよく見かけるスポットです。この八幡坂、eHAKO函館スナップ写真アーカイブに、2000年頃からの写真があります。石畳じゃない頃の写真もあったり。

函館山付近の地形は独特!?谷地頭町で謎に迫る!

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市電「ブラタモリ」号(530号)で、一路谷地頭へ。青柳町電停の手前で珍しいとされる市電の上り坂、そして一気に下る下り坂に「ジェットコースターみたいだ」と、タモリさん。終点の谷地頭電停で、この地がすり鉢状に凹んでいることに気が付きます。谷地頭電停付近はかつて湿地だったという資料を見て、谷地頭電停すぐそばの和菓子屋さんの大将に声をかけていましたね。この和菓子屋さんは「市中屋餅店」といい、豆大福ののぼりにそそられるんですよね…。熟年の大将曰く、「母さんの時代に、大水が出て、店に磯舟が入ってきて母さんを助けたんだ」だそうです。すごい。

その後は、舞台は「料理旅館 池の端」 へ。温泉から発生する石灰華にタモリさん大興奮。函館に温泉がたくさん湧いていることを知り、谷地頭のすり鉢状の地形は、「かつて火口だったからに違いない!」とタモリさん。このあたりの温泉は鉄分が多い赤湯なんですよね。熱くて湯冷めしにくい温泉のように感じます。タオルが赤く染まると色が取れないの で、谷地頭温泉などに入浴の際は気をつけて。

実際に「函館山 火山」でgoogle検索してみると、さまざまな説が出てきます。

函館山で探検ごっこ─函館山は要塞だった!?─

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(写真は、函館山のつつじ山駐車場から散策路を辿ってたどり着く砲台跡。タモリさんたちが穴を通して伝令を送り合っていた場所と思われます。中央ちょっと左くらいに穴が開いていますね。)

函館山ロープウェイに乗り、函館山山頂へ向かうブラタモリご一行。高いところが怖いという意外な一面を見せつつも、函館山からの眺望を楽しむタモリさんを 函館山での冒険ごっこに誘ったのは、木村マサ子さん。木村さんは函館山の自然ガイド本を出版するほどの「函館山通」で、タモリさんとは同じ年代。函館山の 要塞跡を見ながら同じ時代を生きてきた間柄ならではのトークを繰り広げていました。そのトークで話題に上がっていたのが、映画「明治天皇と日露戦争」に出 演した嵐寛寿郎さんでした。

そして向かった千畳敷方面。函館山の南の端といえるような場所です。ここから函館山山頂と町と海が見通せるのは、戦争に備えて函館山を要塞にするため、もともと348mあった標高を、山頂を削って334mにして見通しをよくしたからなのだとか。

要塞という言ってみれば負の遺産が、結果として美しい夜景を楽しむ一助になっている、つまり、函館山からの夜景の美しさの秘密は、火山と火事と戦争にあったのだという結論でした。

函館をブラつく楽しさを改めて教えてくれたブラタモリ

ブラタモリ函館ロケ、2回にわたってなかなかマニアックな函館のみどころを紹介してくれました。タモリさんの雑学王っぷりには驚きましたね。砂州や陸繋 島、海岸段丘などの地理用語がすんなり出てくるところや、坂や港を見て感嘆のため息を漏らしていたタモリさんの姿が印象的でした。

普段函館に住んでいると、例えば函館山とは車でブーンと登って、景色を堪能してスススーっと降りてくるだけのような付き合い方をすることが多くなってしま います。もちろん、日課のように登山をしている人もたくさんいるんですけどネ。今回のブラタモリを見て、改めて函館の土地の成り立ちや函館山の隠れた見ど ころなどを、じっくりと眺めてみたくなりました。タモリさんには、他のスポットもまた見に来ていただきたいですね!

番組に登場した函館市内のスポット

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